
ツイッターから生まれたシューゲイザーのコンピレーションアルバムの制作やりました。やった事と言えば、大まかにアートディレクション・撮影・パッケージ・ウェブ・動画、、、とか。相変わらず多いですが、世界観を作り上げるという面ではこれくらいはやらないとね。今回はアートディレクションと撮影の話をしようかなと。
最初シューゲイザーに対する理解から始めて、アルバムがフルーツをテーマにしてるっていう事を合わせて、世界観を作ります。とは言ってもストーリー性というよりかは、表現としての世界観を絵コンテにしました。

これが絵コンテなんですが、殴り書きですよほんと。こういうのは思いついたらささっと書くといいかも。ただやっぱりセットにしても小道具にしても、使える予算と言う物があって、必然的にビジュアルは予算と比例するきらいはあります。
しかも撮影は音源がない段階で撮ったので、シューゲイザーとフルーツだけでイメージしています。必ずしも楽曲とビジュアルが完全一致しなくてもいいし、そういう理由は後付でもプロモーション次第でわりとどうにでもなったりします。
まず、この切り文字なんですが写植で文字入れするより、こういう小道具を使った方がジャケットとしては面白いし、在り来りにはならないだろうと。フルーツは色が同じにならない感じで、フルーツだけだと味が薄いかなと思って生花を入れてみました。
ただシューゲイザーとして華やかにしすぎない、いい意味での廃頽的なイメージを付けたかったし、その中での果物と生花の鮮やかさを出したかったので、画角もけっこう引き気味です。
最終的には予算や撮影時間等を考慮して、イメージを作らねばならず、けっこう難しいので最初の絵コンテはけっこう重要です。ここは頭の中でどこまで練られるか、そこが腕の見せ所と言ったところでしょうか。

実際撮影した物からレタッチしていくんですが、切り文字がけっこう小さい物を使ったので遠近法を使ってフルーツとのバランスを取っています。フルーツを奥に、切り文字を手前におけば、切り文字が大きくなり浮遊感もでます。

今回撮影時間は予算の関係で2時間しか取ってなかったんですが、切り文字を吊る作業が地味に大変でした。糸で吊るので手がぷるぷるしながら、調整しつつ一眼レフ特有の被写界深度を浅くではなく、レンズを絞りに絞って撮影しました。レタッチで糸を消せば切り文字が浮いて見えるので、演出として面白いかなと思います。
ジャケットだけじゃなくて、ブックレットやウェブ素材も撮影しなければならないし、必要カット意外にも宣材用の撮影もしなければならないので、とにかく時間との戦いでした。ライティングとセットを作ったらひたすら撮り続けています。
他にも色々なカットは撮っていて、最終的な撮影枚数としては300カットやりましたが、実際使うのは10カットにも満たないです。要するにその10カットのために300カットを撮ります。他の290カットは使いません。
決め打ちというよりは、何百カットからいい物を使うのです。撮影はとにかくレタッチも結構大変というか、時間がかかるのでそういう事も考慮していかないと際限がないです。
終わってみたら2時間はあっという間でしたが、入りから撤収まで2時間はけっこうキツかったですねー。撮影後のフルーツはスタッフが美味しく頂きました。低予算での撮影は苦しくもあり、楽しくもあるので面白いです。どうでしょう、楽しんで頂けましたか。
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