
冬コミ合わせて制作させてもらった『Saremm -サレン-』というアルバムの当日数量限定ペーパーバックです。コミケの販促用バックってキャラクターが大きくプリントされた物を思い浮かべちゃいますよね。実際私も何枚か制作させてもらった事があるんですが、けっこう楽しいです。今回はこのペーパーバックの話を少し。
いわゆる売買等によるサービスに付く物は、私たちの業界では「販売促進ツール」などと呼ばれ、「SalesPromotionTool」からSPツールと総じて呼ばれています。
ロゴ入りの紙ナプキンや敷物、割り箸の包紙、ティッシュやメニュー表など多岐に渡って幅広く展開されていますが、その一つが袋です。アパレルメーカーやセレクトショップなども店舗独自のビニールバックやペーパーバックがあります。すべて合わせて一つのプロダクトという考え方なので、けっこう重要な要因です。
今回販促物は決まった生産数なので予算として固定費に入ってきます。私がS.C.Xのアルバムで目指しているのは一種のサークルブランド化なので、ここはサークル努力です。なにせペーパーバックは原価に対して無償です、つまり利益として赤字にかかります。なので当日どれだけの人目に止まるか、持ち帰った後に使ってもらえるか、ここらへんが価値基準になります。
同人サークルをハイブランドとして捉えて、ビジュアル面からオシャレだと言ってもらえる事が重要です。このサークルはオシャレな物を作っている、最終的にユーザーにそう認識してもらえる事がけっこう大きいです。
ペーパーバックについて説明した所で、次は具体的な制作です。サークル努力と言っても使える予算には限りがあるので、その範囲内で出来る事をやらなければなりません。具体的なコンセプトというよりは、アルバムのパッケに合うようなイメージにします。あまりゴチャゴチャするより、誰かに見られてすぐ覚えてもらえるようなシンプルさ、というのも大事ですね。
マッドよりコートのが好きなので、ツヤツヤな表面にピンクの箔押し。黒ピンクほど定石でいて目立つ組み合わせはあまり見ないかもしれません。箔押しはちょっと値が張りますが、キラキラするので効果抜群です。
当日もペーパーバックはすごく好評で、ペーパーバックだけ何枚もほしいという方がいたくらい。ただ数に限りがあったので、当日も12時前にはすべてのペーパーバックがなくなってしまったのが申し訳ないです。同人サークルでここまでやる所は少ないので、私としてもS.C.Xに提案・制作して良かったし楽しかったです。


























